家族がいると隙間時間というものが発生しがちで、だからといって家を空けるわけにもいかないという場面が度々起こる。
その時間を読書に充てたいと思ったのが今回のきっかけ。
元々私は娯楽の読書(漫画とか)以外は電車の中かカフェでする事が多かった。
振り返れば学生時代の試験勉強や資格試験も学校や図書館を利用していたので、集中=外なのは筋金入り。
家では妙に掃除がしたくなったりと気が散って集中を欠いてしまうことが多い。
隙間時間に読書したいという目的達成のために、読書に集中できる環境を整える。
それが家のカフェ化。
家をカフェにする要件を考える
まずは家をカフェにする要件を考えてみる。
家をカフェにする要件について考えてる
□カフェっぽドリンク
□カフェっぽ音楽
□カフェっぽインテリア
□カフェっぽ店員
□カフェっぽ他人
他に何かある?— けろり🐸 (@kerori_apw) June 11, 2022
フォロワーさんに追加で
- カフェっぽユニフォーム
- スイーツ
と意見を貰えたので、追加して統合すると
□ カフェっぽスイーツ
□ カフェっぽ音楽
□ カフェっぽインテリア
□ カフェっぽ照明
□ カフェっぽ店員
□ カフェっぽ他人
□ カフェっぽユニフォーム
となった。
このうちすぐに実践できそうなのは「ドリンク、スイーツ、音楽、照明」
人の力が必要なのが「店員、ユニフォーム」
時間と費用がかかりそうなのが「インテリア」
実現不可能なのが「他人」とアタリをつけた。
構築、家をカフェにする
周辺環境をカフェっぽく
ここで家を掃除し始めるとただの現実逃避になってしまうので、ダイニングテーブルだけ片づけることにした。
本当に集中していれば周囲は自ずと目に入らなくなるはずと自分を信じることにする。
音を整える
音楽はこれにした。
Youtubeは作業用音楽が多数アップされていて、気分で選べるから楽しい。
私はカフェっぽい気分になりたい時はボサノバ入りを選ぶことが多い。
最初スマホのスピーカーで流していたが、1方向からの音が鳴り続けるのが辛い。
次にキャストで飛ばしてテレビから流してみたが、テレビからの明かりが気になった。
最後にBluetoothスピーカーから流してみたらいい感じに落ち着いた。
カフェは適度なざわつきも落ち着く要素なので、わずかに窓を開けて雑音が入るようにしておく。
照明を整える
曇りだったのでリビングの照明を使っていたが、カフェ化に伴い消灯。
転居時に設置して忘れかけていたダウンライトを点けた。
少し照明を落とすだけでなんとなく家の雰囲気が変わった気がする不思議。
メニューを整える
![家のカフェ化](https://www.apricotweb.net/wp-content/uploads/2022/06/FU76IM1aMAA7hce-800x800.jpg)
ジンジャーレモネード、チョコ、本
ドリンクはいつもの煎茶ではつまらないだろう、という事で「ジンジャーレモネード」をチョイス。
レモネードベースはカルディのシチリアン レモネードベース。
これにショウガのすりおろしを入れて水を注ぐだけでなんとなく夏っぽくていい感じになるから好き。
チョコは家族が購入したが口に合わなかった逸品、私は好き。
菓子を買うと即食べなのでストックがない事が多いのだけど、偶然これがあって助かった。
行動を整える
今回の目的は読書なので本を用意。
場合によりあえてバッテリーを外したノートPCを用意してもいいかもしれない。
人物をカフェっぽく整える
途中で家族が帰宅したので「家をカフェにする要件がさー」と話しかけた所いきなり叱られてしまったので断念した。この顛末については後述する。
実践、家カフェ
準備ができたので実践した。
最初はスピーカーを切り替えてみたりと気を散らせてしまったが、徐々に落ち着いて読書に没頭できた。
音楽と丁度良い暗さは集中できる環境に重要な気がする。
カフェと家の大きな違いとして「人目」がある。
カフェでは日常空間から切り離され自分の力が及ぶ範囲が限定的になり、結果集中できる環境が整えられる。
さらに店員や客といった他人がいるので、なんとなくサボりにくい雰囲気があるのも効果的だと思う。
私はカフェでは自分の設定を「ちょっとできるノマドワーカー」「試験を頑張ってる学生」などとして、それにふさわしいふるまいを心がけている所がある。
![クッションつき床席。先客にパンダ](https://www.apricotweb.net/wp-content/uploads/2022/06/FU8HzeBagAA8uMV-800x800.jpg)
クッションつき床席。先客にパンダ
家では「人目」がない、家カフェ化で再現が難しい事の一つだ。
人はいても家族なので飾る必要もないし、急にキャラが変わったら家族も戸惑うばかりとなってしまう。
その代わりではないが、家では席替えが自由にできることに気づいた。
最初はダイニングテーブルをカフェと定めていたが、床に寝転がってクッションを使ったり、ソファーに座りなおしてみたりしてみたら、なかなか良かった。
カフェでは大抵ソファー席が人気ですぐ埋まってしまうが、家では必ず座れる。
カフェでの席移動はご法度だが家では自由だ、座ってみて気に入らなければ戻ってもいいし、飲み物だけ残して人だけ移動しても大丈夫だ。
家カフェ化で意外なメリット発見
私の人生にスマホが登場してからというもの、手慰みに触る以外にも集中力が切れたとき、逃避したい時など様々な場面でつい開いてしまうスマホ。
いつもは読書の時も調べものをするを言い訳についいじってしまう。
今回は音楽を鳴らすのにスマホを使ったのが思わぬ効果をもたらした。
私のスマホのYoutubeは無料なので、他のアプリを起動すると音楽が途切れてしまうのだ!
音楽が途切れるのは本意ではないので自然とスマホを触らずに済んだ、結果読書に集中できた。
実践しての感想と家カフェ化今後の展望について
☑ カフェっぽスイーツ
☑ カフェっぽ音楽
□ カフェっぽインテリア
☑ カフェっぽ照明
□ カフェっぽ店員
□ カフェっぽ他人
□ カフェっぽユニフォーム
8項目のうち半分しか満たせなかったけど、わりとカフェっぽい時間を過ごせた。
制限時間直前はかなり集中していたのでこれからも隙間時間の集中方法として家のカフェ化は効果がありそう。
さて、家族に叱られた件だが、後で聞いたところ「家をカフェに改造して開店する気かと思った」とのことである。
早とちりも甚だしいが、そう想像されてしまうような行いを日ごろからしている身である事は否定できない。
件の家族はカフェ化が済んだあたりでまた現れ「いつもと雰囲気が違うねえ」と少し楽しそうにしていた。
子供が生まれて家はすっかり子供仕様になってしまった。
雰囲気など二の次で今も工作用段ボールが積んである状態だが、そろそろ大人も納得の空間に寄せていくのもいいかもしれない。
ただ、カフェっぽインテリアを実現して慣れてしまったらどうなるのだろう。
それはそれで日常化して集中できなくなってしまいそうで怖い。
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