黒板マーケティングの失敗例

以前「黒板マーケティング」と題したブログを書きました。
黒板マーケティングとは、要はお店の前に黒板を置いて(基本は)毎日更新するやつです。カフェなんかに多いです。以前の記事はこちら
牛込界隈は現在も黒板マーケティング花盛り、新オープンのお店も必ず黒板を設置しています。
某老舗イタリア料理屋さんはランチを値下げしたのですが、私は黒板で知って近いうちに食べに行こうと思ってます。
書き方がさりげないんですよ、「メニューが選べるランチをはじめました」と書いてあって、良く見ると値下げしている。「選べる」のに「値下げ」でお得感倍増。
「値下げしました!」と大々的に書いてあったら「最近人気ないのかなー」「イタリアン激戦区だしねー」と、値下げに少々マイナスイメージを抱いてしまうのが人間心理。メニュー改定により値下げされていたら「おっ、お得なのはじめたね!」とプラスに思うんですね。
このお店さん、ランチ時間に覗いたらやっぱり盛況。
そして今日は黒板マーケティングの失敗例を。



フリガナのふり方が不思議…


ここのお店さん、おいしそうな旬の野菜を店頭にディスプレイしてたんです。
でも、心無い方が持ち去ってしまったんでしょうね、数日後にこんな札がついていました。
「盗む可らず」
ディスプレイを持ち去るのは、犯罪ですし哀しいことです。
でも、板前さんの怒りがそのまま乗り移ったかのような「盗む可らず」の文字は、通り過ぎる見込み客の方々にどのような印象を与えるでしょうか。
なんだか、礼儀を守らないと怒鳴られそう、頑固オヤジがいそうな雰囲気を私は感じました。
実際、このお店さんは決して敷居が高い方ではなく、ランチにお邪魔してもお料理もなかなかいいんです。
でもちょっと、板前さんが高圧的なのが気になるお店ではありました。威勢のよさを通り越して、怒鳴ってるに近い。
お店を知っている私はとしては「黒板がお店を表してるなあ」と思ってしまったのです。
黒板マーケティングはお店に親しみを覚えてもらうのに効果的ですが、時には逆効果になってしまうことも。ご注意を。

お気軽にコメントも下さいね。

タイトルとURLをコピーしました