会社設立してよかったこと(後編)

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会社設立してよかったこと(前編)

私は「子供フォーマル服のネットショップをはじめるぞ」と決心して活動を始めました。
自分の責任で、自分でやろうと思えるビジネスが見つかったからです。

自分がキーになる。
そう決心した時から世界が変わったように思います。

WEB制作とネットショップの運営、この2本柱でやっていこうと思いました。
リアル店舗をもつなら銀座の目抜き通り出店を目指すのと一緒で
ネットで物を売るなら楽天市場に出店だ!と思い、楽天市場に相談。

当時、楽天市場の出店条件は法人、もしくは5年以上実績のある個人でした。
どうしても楽天に出店したい!そう思った私は会社を設立。
こうしてアプリコットウェブという会社ができました。

アプリコットウェブを設立してよかったこと。
20代女性の「起業しました」なんて誰も聞いてはくれません。
ましてやインターネットで販売したいなんて!
今でこそ当たり前ですが、当時は「それは商売ではない」という扱い。

それが会社を設立したこと、事業計画書を常に持ち歩いていたことで
ようやく話を聞いていただけるようになり、取引してくれる企業が見つかりました。

企業によっては取引条件、というものがあります。
法人でなければいけない、資本金は○万円以上、従業員○人以上、営業実績○年以上、年商○万円以上・・・

少なくとも、法人であるというハードルはクリアできるようになりました。
最近は取引条件で引っかかるということもなくなりましたが
当時はだいぶ助かりました。

とうとうオフィスも移転して多少は会社らしくなってきたのかな、と思いますが
内情はあまり変わっていないのかもしれません。
でも、8年を振り返ってみると法人でなければできなかった仕事だらけのようにも思うので、
結果的に会社設立してよかったと思います。

なんだか自分だけ頑張っているように書いてしまいましたが、
恥ずかしながら会社設立の書類すらロクに書けなかった私ですから、常に誰かに助けられていました。

人脈も信用も実力も頭脳も技術もない私が人に助けられながらここまで進んでこれたのは
「自分でやろうとしたから」ではないかと思っています。

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