会社設立してよかったこと(前編)

起業時の組織形態についてご質問をいただいたので
思い出した事を書いておきます。

私が起業した2003年・・・
まだまだインターネットで物を売り買いするのは「新しい」事でした。
もちろん、ネットショップで服を買ったり、ヤフーオークションで不用品を売ったりしている人はたくさんいました。
でも、まだまだ一部の人の楽しみであって、誰もが当たり前にやっている事ではなかった。

そして、20代の女性が有力なパトロンや親会社もなく、
一人でお店を始めようと思いつくことも普通ではありませんでした。
(2011年の今も普通じゃないかも・・・)

私が株式会社アプリコットウェブを設立する前は、
元々働いていた企業を退職し、プー(無職)で一年間、派遣社員で一年間働いていました。

元々働いていた企業では、全く実績を残せていませんが新規事業関連の部署にいました。
新しい事業のアイデアを考えたり、プレゼンの準備をしたりという仕事です。
そのためか、退職してフラフラしている私にお仕事の話をして下さる方が多かった・・・
事業のアイデアがあるとか、特許商品をつくりたいと思ってる、とか。
こういう商品を売りたいんだけどインターネットで売れないかな、とか。

本当に色々な相談をいただいた気がします。ありがたい事です。
今思うとかなり世間知らずだった私は、いちいちその話に本気になったり賛同したりしていたように思います。

でも、複数の方から同じようなお話をいただく過程で、1つの共通点に気づきました。
私にビジネスのお話を下さる方は皆、今の仕事を辞めるつもりはないということ。
自分は安全圏にいて、少しの投資で人を動かして、成功しそうなら脱サラしよう、
定年退職したらライフワークにするんだ!そういう方がほとんどだったように思います。

当時は誘われて色々な勉強会にも出席しましたが、アイデアは出てくるけど、誰も一歩を踏み出さない。
誰かが先陣を切ってくれるのを待っている・・・

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会社設立してよかったこと(後編)
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